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映画評論『洋画2作品』( 『Zashchitniki』『Rings』)

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露西亞映画

 

『ガーディアンズ』

 

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本年度劇場鑑賞作品vol.7

 

 

 

監督🎬【サリク・アンドレアシアン】

 

 

【アントン・バンブシニ】

【サンザール・マディエフ】

【セバスチャン・シサク】

【アリーナ・マニナ】

 

 

配給会社〔GAGA〕

 

 

 

 

先日(昨年12月)エルファー主演の映画を松竹系シネマコンプレックスのMOVIXで鑑賞した際に、ロシア版『アベンジャーズ』と宣伝された今作品の予告を観ました。

 

 

2016年公開の映画とのことです。

 

 

そもそも「そもそも」という意識自体がなかったのでナルホドと思いました。

 

 

思ってみれば、私のヒーローへの入り口は東映アニメーションでしたけど、映画を観るようになってからはアメリカ中心のヒーロー映画ばかり観て来たし、アメコミ映画が我が国で上映されてきたので、生まれながらに親米(アメリカ第一主義)の感覚になっていました。

 

 

今作を観て、狭い意識になっていたんだなぁと痛感。文化の違いや国民性ってありますもんね。今更っΣ(・□・;)

 

 

 

ロシア映画で、旧ソ連時代に人体実験を行い作り出した人間兵器が、戦後ぞんざいな扱いを受け散り散りとなり、現代の祖国の窮地に再び集結し悪を滅ぼすというスーパーヒーロー映画です。

 

 

(発想していることはキャプテンアメリカですし、超人化した仮面ライダーですけどね)

 

 

 

ロシア映画って70年代や私の子供の頃によく映画館でロードショーしていましたが、ドストエフスキーだとか重く哲学的な映画を製作するイメージがあります。そして現大統領がそうであるから、スパイ組織だとか軍威力の描写の仕方をこの映画に期待しましたし、説得力があるように思えます。プーさん大統領。

 

 

映画のタッチに「その国の特徴」というのはあまり分かりません。

ハリウッド映画と言われてテイスティングしても違いは分からないかもしれません。

 

 

ですが、背部や細部などには国の特徴が出ていると視ていて、チャイコフスキーの出身国ということで、劇中のサウンドも壮大で重低音な世界観がありました。

 

 

 

>冷戦下のソビエト。ある秘密結社の違法な遺伝子操作によって特殊能力を持った兵士を生み出し、超人集団を作る「パトリオット計画」が秘密裏に進行していた。しかし、その名声を独占しようとする組織の科学者クラトフの裏切りにより、研究所は爆破され、超人たちも姿を消す。それから50年後。自身も強力な力を持ち、超人となったクラトフはロシア崩壊を企んでいた。国家存亡の危機を防ぐため、パトリオットはかつての超人たちを見つけ出し、「ガーディアンズ」という名のチームを結成。集められた4人の超人は、失ってしまったアイデンティを取り戻すため、打倒クラトフを決意する。(映画.comより引用)

 

 

 

繰り返しの説明になりますが、戦争中に政府の人体実験によって超人化した者たちは、迫害された挙句、心に深い傷を負い、方々に散ります。そして政府の危機で再び集結することになります。

 

 

劇中に政府が声をかけたのは4人。

 

 

(続編があるならもっと出てくるでしょうネ)

 

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超能力系と戦士系とアニマル系、紅一点が透明人間。といった感じです。

 

 

都合のいい時だけ俺たちを呼んで!と応じない者もいて、記憶喪失になっている者もいたりと、性格や個性も様々ですが、敵となる相手が、自分たちを人体実験した憎き博士(仇)だと知り、復讐心で集結するモチベーションになります。あん畜生!!

 

 

スーパー人間になった彼らは年を取りません。見た目は一切変わらぬあの頃のまま。

 

 

(同窓会なら最高だ)

 

 

以下は箇条書き風に、劇中に感じたいくつかの加点・減点の要素を書きます。

 

 

▲削除したのか、編集したのか、事情はわからないけれど、中途中途に切り替わりが早い。本来あってほしいツナギの部分が削ぎ落とされている感じがして残念。

 

 

▲圧倒的にすごいミリタリー映像なのに、圧倒的に間抜けな展開だ。

 

 

 

血の色を白にしたりするのは、血吹雪もないから、観客の観やすくするためのケアーかな、お国の事情かな?と色々気にして観ていましたが、その割には絞殺シーンが多いし、飛行機や戦闘機が市内に突っ込み大爆発!なんて物騒なシーンも多い。

 

 

役者は華麗に、映像はクリーンに、だけど軍の映像は派手に、なんてハリウッド映画とは違う国柄の個性が出ているようにも思えました。

 

 

兎に角、ジオラマみたいでした。

◯役者の外見も肉肉しく荒削り感があって迫力的。

 

 

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気になったのは、彼らを集結させたアンジェリーナ・ジョリーにそっくりな女性司令官が、行動派すぎて、どの現場にも足を運ぶので、逆に「出過ぎ」な印象です。

 

 

アメリカ映画(私はその他の国(日米英以外)の映画を極端に観て来ていないので一辺倒です)では、CIAなどの指揮官や司令官って現地や前線にここまで行ったりはしないし、アフターケアをしたりしないので、ここまで主要人物だけで回し形成させているヒーロー映画も斬新で、新鮮というよりかは変な感覚になりました。骨の髄までしゃぶる感じかな。。。捨て駒は沢山いるけど。

 

 

あと「ロシア美人」って日本人男性はフィリピーナに並ぶくらい好きですよね。

今作品の女優【マリーナ・マニラ】は・・・めちゃ可愛らしかったです(笑)

 

 

最後に。

 

 

冒頭で今作を鑑賞したキッカケを語りました。MOVIXの予告で「ロシア版アベンジャーズ」とあったので、「よし、観よう」と思ったわけです。

 

 

そんなロシアのアベンジャーズ(チラシではX-MEN(マーベル))と宣伝を打っておいて、冒頭の彼らを紹介する表記(新聞記事)が「ソ連のスーパーマン」でした。

 

 

 

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だったらアベンジャーズではなくてジャスティスリーグじゃんΣ(・□・;)

なんて単純に突っ込んだ立ち上がり。

 

 

最後の最後に。

 

 

毎回どの映画も、エンドロールが終わり場内が明るくなる瞬間に翻訳家の名前が表示されます。「字幕 ◯◯」。場内が明るくなる合図ですね。

 

 

字幕翻訳家の【林完治】さんが今作を担当されていて、ロシア語の翻訳もされているんだと驚きました。お名前しか存じ上げておりませんが、今後もロシア映画が入ってくる可能性を感じさせる映画でしたから、需要がありそうです。(英語と中国語ではなく、英語とロシア語だから凄い。仲悪同士の言語を堪能Σ(・□・;))

 

 

 

そもそも元社会主義の国家ですし、戦争ではズル(ルール違反)ばかりしていた印象もありますから(^◇^;)フィクションだとしても、謎が多いぶん想像させてくれる。

 

 

ロシアのアクション映画自体を見る機会が殆どなかったですし、格闘シーンや軍事シーンから受けるインパクトは大なので、また別のロシア映画も見て観たいなと思いました。

 

 

 

最後の最後の最後に。

 

 

何度も提唱しますが、予告だけを観れば、殆どの映画は100点満点です。予告を観て判断して映画館に足を運びますからね。予告は一番大事な入り口です。

この作品の予告も是非ご覧ください。

 

 

 

(🔽こちらはYouTubeの予告動画です)

 

 

 

 

 

脚本 13点

演技 14点

構成 14点

展開 14点

完成度14点

 

 

〔69〕点

 

 

 

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Rings

 

『ザ・リング リバース』

 

 

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本年度劇場鑑賞作品vol.8

 

 

 

監督🎬【F・ハヴィエル・グティエレス】

 

 

【マティルダ・ラッツ】

 

【アレックス・ロー】

 

【ジョニー・ガレッキ】

 

 

配給会社〔KADOKAWA〕

 

 

 

まず、今作のチラシが良いですよね。

 

 

関節(特に足・股関節)骨がガチャガチャしてる貞子(サマラ)の後ろの背景には、手枷足枷の監禁器具があって、扉の上には十字架です。一体どういう背景なんだろう☺️期待は膨らみます。

 

 

(ミステリー要素もあるので、チラシにもヒントが描かれています。)

 

 

詳しいストーリーは割愛。私は『リング』世代なので書き出すと止まらなくなりますから(⌒-⌒; )箇条書き風で紹介します。

 

 

◯もっと「お化け屋敷」感が満載で展開していくと想定していたので、予想外に劇中はいい緊張感があって、程よく脅かして頂ける作品ではないでしょうか。

 

 

 

◯原点回帰となったアメリカ版は、全米の批評家からは「繰り返し」と酷評されているようですけど、「初期」のリングの脚本らしく、ホラー映画というよりはカントリー調のホラーミステリー映画といった感じで素直に面白かったです。

 

 

(その酷評を出した批評家はサマラに取り憑かれれば良い)

 

 

前作の『ザ・リング』二部作からだいぶ間隔が空いていますし、アメリカ映画のオリジナル不足事情で、間隔の空いているヒット映画の続編が続々と製作されているので、今作も同じ流れなのでしょう。

 

 

製作も公開も中々タイミングが合わなかったようで、公開までに何度も延期があったそう。競合を避け、確実に大ヒットするための配慮とのこと。その関係者の苦労と待っていたリングファンのためにも、サマラ頑張ってました!

 

 

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(髪の毛、サラサラだな。リンス使ってるんじゃないか?)

 

 

__

 

 

 

日本版リングと違うことは、お国が違えば色や郷が変わるように宗教や文化が違うだけで、ほぼほぼ同じ構成が成されています。

 

 

今作の紹介とは反れますが、2002年。日本の『リング』をリメイク。そして世界的に大ヒットしたのが『ザ・リング』。母親役を演じた主演は当時の新鋭女優【ナオミ・ワッツ】です。(当時34歳)

 

 

当時『ロード・オブ・ザ・リング』の大成功で絶頂期だった【ピーター・ジャクソン】監督が、リングの劇中に見せた叫び顔を見て、『キングコング』のヒロインをナオミ・ワッツに決めたというエピソードを思い出します。

 

 

ナオミも息子役の子役も、最近はスクリーンで観なくなりましたけど、あの頃は、私のあの蒼の頃は、勢いのある俳優たちが沢山出てきて鑑賞者としては楽しかったなぁ。

 

 

__

 

 

 

そういう意識が私にはあったので、今作が出世作となる俳優が出演してくるのかなと期待を持ち鑑賞です。然し乍ら、今作のキャストは個人的には少々物足りなく感じました。

 

 

2部作(2002・2005)のナオミ・ワッツは母親役で30代でのヒロイン(主人公)。今作は大学生の物語で前作からは年齢的には若くなりましたが、同じように新鋭の新星女優を期待しました。

 

 

 

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今作の主演はイタリア人の女優【マティルダ・ラッツ】で、初見の女優。勿論お美しいお顔立ちですけど、ずば抜けて華があるとは言えないタイプだと思います。

 

 

 

▲今回の主人公は、とにかく勇敢な女性像でした。

 

 

どんなに驚いても、恐怖の状況でも、ガンガン前に進んで行くし、怯むことがないので、同じく呪いにかかり共に謎解きの旅をしている彼氏よりも果敢。

 

 

個人的には、やっぱり女子大生の女の子なので、腰を抜かすくらい驚いて欲しい(可愛げがある)のですが、この主人公はメチャクチャ行動派何ですよね。その姿勢に若干引いている自分がいました。

 

 

__

 

 

 

ここ数年で日本でもリングが制作されていますが、日本の「最近の貞子」はビジュアル化して、パロディが多く、お笑いのネタにもされています。

 

 

日本でもアメリカ版でも構わないから、ここいらで一発ちゃんとした貞子を見たい飢えた思いでしたので、今作のホラー感は丁度良かったです。

 

 

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(アメリカ人の怨霊だから、感情むき出しなのかな。意思・主張が強そう。)

 

 

【貞子】の頭文字Sから発起した、ハリウッド版の霊体の名前は【サマラ】。

 

 

身近な人物に生きたまま井戸に落とされ石蓋をされる。

少女は暗く深い井戸の中で、何度も生きようと試みますが、7日後に生き絶えるのです。

 

 

(だから貞子の容姿は爪が剥がれていたり、髪が濡れていたりする。その後のシリーズで色々と設定は付け足されて行く)

 

 

この後、この恨みはらさでおくべきか、と怨霊化した少女はバケモノになって、井戸周辺に近づいてきた者達に取り憑いて全員殺害。

 

 

やがて科学の時代とともに、怨霊は電波に乗っていきます。発車オーライです。

 

 

初期はビデオテープでしたが、時代はネット社会・SNS時代に突入です。

 

 

 

__

 

 

 

アメリカ版を見ていて、面白いのが「情報発信源」。

 

 

噂の立ち方、がホラー映画・特にリングでは重要で、「誰かが言い出したわけではない」という謎めいた最初が描かれます。続編を作る場合はそれを追求し行くので、今後も完全に謎が解けることはないでしょう。

 

 

日本のホラー映画の入り口(情報発信の拡散源)って、女子高生や女子大生ですけど、アメリカも似たようなものなんだなって。

 

 

日米のシリーズを通じて共通する展開は、まず主人公の女性を先頭に立たせた状態で始まり、冒頭に身近な友人たちが呪いのビデオを見たことによってSに殺られ、縁あっての流れで主人公にも取り憑いてくる。「S+I=7日間の墓探し」。

 

 

取り憑かれた主人公は、選ばれた人間の代表となり、7日間の間に霊魂の謎解きと供養をするために行動を起こします。その間にもSによる怪奇現象が起き続けます。1日1驚かし。

 

 

生き残る方法は現時点で唯一つ、自分が見た映像をダビングして、誰かに見せること。

 

 

このアメリカ版リングは、絶対的だった7日間ルールが薄くなっていて、今後もそうしたヒネリを入れて制作していくんだろうと想像できます。

 

 

(現時点で続編の話はないそうです)

 

 

そうならば、今後は映画の中で検証もして欲しいかな。

例えば、7日間の間に命を絶とうとしたらどうなるのか?とかね。

 

 

貞子やサマラだって「ちょっと待って、まだ早いΣ(・□・;)」って止めに入るんじゃないかな(笑)

 

 

例えば2。

寿命宣告されている人間に、ダビングした呪いのビデオを見てもらったらどうだろう?あとは死刑囚とか。電気椅子の代わりにサマラビデオなんていいんじゃないかな。

 

 

 

とまぁ、冗談はさておき

 

 

劇中に心臓の悪い人が、リングの7日間体験をしていたとすれば、こんなお化け屋敷状態が毎日続けば、心臓発作でショック死してしまうだろうな。と思ったほど、驚かしの「間」がシッカリできていました。ジェームズ・ワン監督の出現により、アメリカのホラー映画も変わってきましたし「間」を使うようになったと思います。

 

 

終盤でのサマラ登場シーンは、サマラを応援する流れ(心理)になります。

「サマラ、早く出てこい!!」と(笑)こんな感覚初めてだ。まるでヒーロー。サマラが出てきた時は、主人公のピンチの時だったので、心の中で「よっ!待ってました!」と言ってたくらい(笑)

 

 

最後に。

 

 

リングが誕生した20世紀末は、まだ今のようにインターネットも普及していなくて、テレビの中の世界は、非現実と言うか、現実社会と繋がっているとは考えなかった。

 

 

だからテレビの中のキャラクターの動きは独特で、突き破ってくるとは夢にも思わない。今作はスマホから出てくる。まるでドラえもんの四次元ポケットみたいだ( ◠‿◠ )

 

 

 

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愛すべきこの映画は、医者常備。

 

 

黒髮ロング・・・絶滅の危機黒髪少女よ。

 

 

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(🔽こちらはYouTubeの予告動画です)

 

 

 

 

 

脚本 15点

演技 14点

構成 13点

展開 13点

完成度13点

 

〔69〕点

 

 

 

___

 

 

 

【mAb】

 

 
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