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映画評論『Ready Player One』

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『レディ・プレイヤー 1』

 

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本年度劇場鑑賞作品vol.36

 

 

ジャンル〔SFアドヴェンチャー〕

 

 

 

物語)

 

 

 

2045年 

 

世界は荒廃している。

 

 

アメリカ合衆国

オハイオ州コロンバス

 

 

 

 

(wikipediaより)

 

 

町の住民には夢や希望がなく、この状況をよくするために決起するキッカケもなくなっていた。

 

 

そんなコロンバス民の唯一つとも言える町の娯楽は、バーチャル・リアリティ(VR)の世界に入り込むことである。

 

 

そこでは誰もが自分のなりたい姿(アバター)になれるのだ。

 

 

__

 

 

 

VR界の最王手「オアシス」社。

 

 

オアシスの世界に入れば、格闘ゲームやカーレースなどのアトラクションが満載で、プレーヤーの理想郷を楽しめる。

 

 

ある時、オアシスの開発者【ハリデー】が死んだ。

 

 

そして彼の遺言が、世界中のプレーヤー達が大冒険に出発するキッカケになった。

 

 

ハリデーは、オアシスの世界の中に3つの鍵を隠したと伝え、それをすべて見つけた最初のプレーヤーに、自分の資産と後継者の権利を与えるというのだ。

 

 

その価値なんと56兆円!!

 

 

この遺言に導かれ、世界中のプレーヤー達がオアシスのヘビーユーザーとなっている現在の状況である。

 

 

__

 

 

 

VR業界のNO.2に位置付ける「IOI」社は社長の【ソレント】の意向で、社運を賭け、社員総動員でオアシスの世界に入り、オアシス内に巨大帝国を作り、ハリデーの資産56兆円を狙っている。

 

 

獲得すればIOI社は1位になる。そしてソレントの私腹も肥えることに。。。

 

 

__

 

 

 

オアシスの世界に散りばめられたハリデーの資産を目指し、チームや組織を組み連携で鍵を探す者達、そして単独で狙う一匹狼の者達達もいる。

 

 

 

ある時、ついに1つ目の鍵を手にした者が現れた。

 

 

アバター名【パーシバル】。この映画の主人公【ウェイド】である。

 

 

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青年ウェイドは、半世紀前の1980年代のカルチャーに強く憧れている。

 

 

両親は子供の頃に亡くなり、育ての親の叔母の家で今も暮らしているコロンバス市民。

 

 

VRは、自宅から離れた廃棄車の中の秘密基地で行い、

 

素行の悪い叔母の彼氏に耐えながら、家には寝に帰っているだけの状況だ。

 

 

 

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1つの目の鍵を手にした者として、一躍、バーチャルの世界で超有名人となったウェイン。

 

 

ウェインが攻略法を見つけたことで、能力の高いものたちは彼の後に続き1stステージをクリアーしていく。

 

 

___

 

 

 

ある時。兼ねてから気になっていた孤高の女戦士【アルテミス】と親しくなり、念願叶いデートにこぎつける。

 

 

だが、彼女とのダンスタイム中に感情が高ぶり、現実社会でも君に会いたいと願い、つい本名を伝えてしまう。

 

 

有名人となったパーシバルの素性を探っていたIOI社の刺客によって、アルテミスには盗聴器がつけられていた。

 

 

バーチャル世界で本名を名乗ったその瞬間、彼のプライバシーは丸裸にされてしまう。

 

 

居場所を特定され、IOI社はドローンを飛ばしウェインの家をドーンと爆破。

 

 

ウェインの命を狙った攻撃により、叔母と叔母の恋人が犠牲となり死亡する。

 

 

__

 

 

 

目の前で家が爆発し、叔母が死んだ。

 

 

天涯孤独になりパニックとなるウェインの前に、想い人であるアバター名アルテミス、本名【サマンサ】が現れた。彼女は仮想現実の見た目と、実際の見た目(外見)が違う事をとても気にしていた。

 

 

サマンサたちの反乱軍に加入したウェインは、チームを組み、これからのプレイを共にすることとなる。

 

 

ハリデーがプレーヤー達に残した大いなる資産。

 

 

現実とバーチャル世界を股にかけた大冒険が始まる。

 

 

 

監督🎬

【スティーブン・スピルバーグ】

 

 

 

ウェイン

【タイ・シェリダン】〔21・米〕

 

 

サマンサ

【オリヴィア・クック】〔24・英〕

 

 

ハリデー

【マーク・ライランス】〔58・英〕

 

 

ソレント

【ベン・メンデルソーン】〔48・豪〕

 

 

 

配給〔ワーナーブラザーズ〕

本編〔2:20〕

 

 

 

_________

 

 

 

 

久しぶりに物語文を書きました。

 

 

映画人【スティーブン・スピルバーグ】〔71〕が兎に角、私の映画人生の中には在ります。

 

 

どのジャンルでも燦然と煌めくイメジネーションとメッセージを込める御人٩( ᐛ )و

 

 

 

今作品『レディ・プレーヤー・ワン』の最大の魅力となるのは、制作会社の所有権・著作権の垣根を超え、全世界のアニメーションやゲームや過去の映画のキャラクターが集結する映画。尋常ではない数であーる!!そして使用料などでとんでもない額の制作費がかけられた映画でもあーる。

 

 

(この魅力がなければ・・・)

 

 

最初、大まかな設定を聞いた時は、日本ではブロックバスター級にはヒットしなかったが、アダム・サンドラー主演の『ピクセル』を連想しました。その作品はドンキーコングなどコンピューターゲームや昭和のゲーム界(主にアメリカ)の人気キャラが沢山登場していて、懐かしさも9割で鑑賞中は興奮を覚えた映画でした。

 

 

今作品はそれらも全て網羅していて、これ多分史上最強なんじゃないか?と、今後これを超える作品が作られるのか心配になるほどの規模の映画です。

 

 

自分の好きなキャラクターのアバターなって仮想現実社会を生きる。

 

 

未だに概要を詳しく説明できないけれど、アバターという用語は大体の方がイメージできるだろうから説明は省きたい。

 

 

アニメやゲームだけではなく、BTTF(バック・トゥ・ザ・フューチャー)など20世紀末のクラシック映画を代表する名画も選択可能。それを撮るのが手掛けたスピルバーグ本人なら、まさに理想だし、本当のオールスター。

 

 

これが平成生まれの新鋭の監督が撮るとかになれば、おそらく中途半端な仕上がりだし、映画ファンの反感も買うでしょうね。ただ集めればいいってわけではないし、超大物監督自らが撮ってこそ味が出たと思います。

 

 

__

 

 

 

4月27日。公開初日の金曜日に鑑賞。とにかく久々に胸をワクワクさせ、楽しみにこの新作を待っていました。

 

 

そして、これは本音で嬉しい事なので先に紹介しておきます。

 

 

公開直前に発表されたキャストで、自分が陰ながら応援していた【森崎ウィン】〔27〕君がハリウッド映画に出演していたというニュース!!

 

 

日本では主役というより、主人公の親友役の番付けだったと思います。要するに主役のイメージがないところから、飛び級したウルトラC。

 

 

私がファンになったキッカケは深田恭子さん主演の学園ドラマ『学校じゃ教えられない!』で、主役中村蒼君の2番手でした。その時の恋のパートナーが仲里依紗さん。2番手って制作側にイメージがつきやすいし、なかなか主役になりづらいんですよね。

 

 

『学校じゃ教えられない!』。当時、そこまで話題になったドラマでもないですけど、数多くの学園ドラマの中でどうしてか・・この作品がスーパー好きで、今でもその時の熱が私にはあって、生徒役の出演者みんな好きになりました( ^∀^)

 

 

10代20代の若い男優が主演として活躍している昨今。起用も人気一辺倒になってきて、年齢的にも森崎君、最近見ないな・・消えちゃうのかな・・と寂しく思っていた矢先のサプライズだったので、これ、本当に嬉しかったです。

 

 

 

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今作は、ゲームの中の世界と、現実社会という2つの姿があり、

 

現実社会ではスーツを着てマフィア(リボーン?)みたいにクールなアクションシーンがありました。

 

 

仮想現実の中で演じる役(アバター)は日本人(モデルは三船敏郎)のサムライです。

 

 

これまで見てきたアメリカ映画の日本人の役(アクション)って、大体これ(現代人より侍・つまり過去(100年以上前)の日本人の像)が求められきましたので、スーツ姿は新鮮でした。

 

 

そして、今までは日本で成功し知名度が高かった(渡辺謙さんや真田広之さんや浅野忠信さんなど)脂の乗った中年の俳優さん方が海を渡りハリウッド映画に出演されるのが通例でした。お笑いでいう関西芸人の「2度売れる」感じかな。森崎君のように日本で2番手の俳優のハリウッド出演は珍しい筈です。

 

 

(「その話、長くなりそう?」)(「もうそろそろ映画に入ろうよ」)(分かったよ)

 

 

そんな森崎君は、ミャンマー人とのハーフで、小学生の時に日本にやってきたそうです。(日本人✖️母親が東南アジア)

 

 

ミャンマーとのハーフなので、顔立ちも独特です。彫りが深く・肌の色も褐色。

 

 

(この勢いで乃木坂46の齋藤飛鳥さんも世界いっちゃえ!なんてね)

 

 

すごくいい意味で、肌の色と彫りの深さ&お顔立ちもモンキー顔ですから、日中韓・極東人役というだけではなく、東南アジア系の役柄が今後増えてくるでしょうし、演じる人種の選択肢は無限に広がるでしょう。(私的には森崎君は孫悟空役をイメージします。『西遊記』でも『ドラゴンボール』でも)

 

 

ハリウッド映画で、日本人役の方の声の演技がカタコトだったり、明らかにイントネーションが違ったりするのを観て、毎回、モヤモヤした焦燥した気持ちになりますし、それを書いてきました。なので今回、日本人の役を日本人が演じて違和感なく耳に入ってくることが、私にとってはとても嬉しかったです。

 

 

 

ハリウッドの台本には日本人役が割と多く設定されていますが、英語を喋れる日本人俳優が少ないんだと言われてきました。長きに渡って言われていたこの課題も、欧米化や混血化が進む日本で、10年後くらいにはクリアーしていくんでしょうね。

 

 

 

今後も森崎君が沢山ハリウッド映画に出演して、東南アジア系ハーフの「道」を作っていって頂きたいです!!

 

 

 

__

 

 

 

映画を造ったのがトーマス・エジソンなら

 

映画に命を吹き込んだ父がジョルジュ・メリエスなら

 

スピルバーグ監督は現代映画の概念を作った人だと思います。

 

 

私はスピルバーグとクリント・イーストウッドの大ファンです。

 

 

(他にティム・バートンとピーター・ジャクソン、最近ではジェームズ・ワンのファン・・・名前を挙げたらキリがない)

 

 

そんなスピルバーグ監督には世界最強とも言われる超優秀なブレーンも持つスタッフたちがいるから、「かもしれない」が常にあり、大きな矛盾点が少ない。

 

 

そして何より映像が毎回温かい。日本で言う人情が映像にある。アメリカ人というより地球人だな。

 

 

映画というものに八百万の神のような心が存在するのならば、スピルバーグの映画には、ソレが在って、ソレを感じ取れるから嬉しい。

 

 

映画の入門としてベタかも知れませんが、スピルバーグ監督は、私自身の映画への入り口をたくさん作っていただいたお方です。これからもなるべく毎作品取り上げて書いて、この愛を伝えていきたいです。

 

 

__

 

 

 

思い出話です。

 

自分は東京ディズニーランドと同い年の東京生まれ。

そして小学生低学年くらいの時に家庭用ゲーム機が登場したり、こういう内容の話題を語るには、何かとドンピシャな世代に属しています。

 

 

アーケードゲーム(ゲーセン)は、当時(80年代後半から90年代前半)は不良の溜まり場だったので、小学生の時は危なくて行けませんでした。ゲーセン=カツアゲ・恐喝の時代。時代は変わりましたね。

 

 

そんなドンピシャな世代ですが、基本体育会系で、中学生くらいでゲーム自体をやらなくなったので、語れるのはプレーステーション2までです(^◇^;)

 

 

__

 

 

 

だから正直、知らないキャラが沢山いるんだろうな。。と思って鑑賞したのですが

 

 

映画の主人公は1980年代のファンという設定だったのが幸いし、殆ど知っていました。

 

 

2045年の未来に生きるアメリカ人の青年が、60年も前の1980年代のオタクという設定も、すごく映画的に都合がいいですけどね(笑)

 

 

あくまでも主人公個人が1980年代のファンで偏っているように観ていましたが、後にチームを組む仲間も、80年代に詳しんだこれが(^◇^;)少年少女なのに。

 

 

上にも書きましたが、スピルバーグ陣営に矛盾点は少ないです。

 

 

キャラクターを知っていると知らないとでは、気分の評価は分かれると思う。

 

 

一応、サンリオとかもチラッと映っていますが、キティちゃんが戦闘に加勢するイメージは湧きませんから(笑)

 

 

総合的には男性(少年)がワクワクする映像に仕上がっているんじゃないかな。

 

 

特に後半の大見せ場。ロボットとかメカゴジラとか、そしてガンダムとか。男子諸君大興奮。子供の頃の私がこのシーンを見たら、きっと「やれー!やれー!」と手を振って応援したと思うのです。

 

 

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『Always-三丁目の夕日-』で1960年代の少年達が、少年誌のSF小説を読んで、未来の世界を空想するシーンが描かれますが、

 

 

私から見て、今作は、インターネットも何もない昭和の男の子たちが、そういう空想していた未来都市をそのまま具現化した映像に思えます。だからワクワクします。ディズニーランドでいうと『トゥモローランド』。

 

 

基本機械に疎い私は、「3D」が映画館に登場した時も衝撃でしたが、VR技術なんて今でも未来の発明品に思います。

 

 

そんな少年時代に思い描いた未来都市。

 

 

そこにアメリカ設定で、戦争や大気汚染で荒廃していた「地球の未来」をプラス素材にトッピング。科学は発達しているが、文明は低下し世界は暗い、という王道の設定です。

 

 

(日本はどうか分かりませんが、2045年のアメリカ国内ではこういう戦争による廃都市がありそうですね)

 

 

また今作では、主人公の趣味や知識に合わせて80年代の名画も沢山オマージュがかかっていますが、中でも20世紀を代表する『シャイニング』が中盤のバーチャル世界となります。伝説のオスカー俳優・快優ジャック・ニコルソン。(拝啓ニコ様、お元気でしょうか?)

 

 

大きな邸宅に滞在することになった家族一家の主人の気が狂っていく映画。

深層ホラー系のスリラー映画なので、当時敬遠された方もいると思いますし、若い世代の方々は「昭和世代の名画」を観ている可能性も低いと思われます。

 

 

映画を見ていてゾクゾクしましたし、主人公と同じく「あれ?原作にこんなシーンあった?」とも思えました。こういう部分はシャイニングを観られた方々が特に楽しめる映画でしょうね。

 

 

(映画を観終わった人は、シャイニングを観よう!)

 

 

映画が国の産業であるアメリカでは、リアルに、こういうクラシックの名画を学生が知っていたりしますし、今作の時代設定が2045年なのに、1980年代の作品を若者たちが普通に会話していたりします。おそらくこういうタイプのアメリカ人は今作品を観ても違和感がないのかも知れません。それが普通なので不思議もなく。

 

 

これって日本では仮に「今現在(2018年)」の設定にしたとしても考えられないと思います。圧倒的に視える文化と産業の差。

 

 

日本では「昭和生まれ」という言葉があるくらい隔たりがあるのでね。

 

 

スピルバーグやハリウッドの映画人が、日本映画を語る上で黒澤明監督や三船敏郎氏をリスペクトし熱弁しても、

 

 

肝心の日本では、現代の一般人の会話にミフネやクロサワはないし、もしかしたら「誰?」って返しになるのかも知れません。

 

 

来年、日本は年号が変わります。

 

 

そして10年後くらいに、新年号の子が芸能界とかスポーツ界に出てきて

 

平成生まれの人が、今の昭和生まれの人と同じ驚きを味わうのでしょうし、「え?もう○○世代が」と同じ言葉を発するのだろうね。

 

 

何を脱線しているのだかm(__)m今作品とは全く関係のない。

 

 

 

__

 

 

 

長々と書きましたが、とても魅力的な映画です。

ここからは恒例化してきた箇条書きメモ風で締め括ります。

 

 

話は近未来設定の在り方りだが、いい意味で王道の定番SFに素晴らしい映像が斬新。ワクワクと心は踊り続ける。現実社会から逃げ出しゲームに身を注ぐ未来の人間。私も現実逃避したいものだ。

 

 

この物語の規模が、全世界なのか、アメリカ限定なのか?。「前者」であるのは鑑賞の経験上判って視ているが、なんだかんだ結局はコロンバスというアメリカのいち都市の中で繰り広げられているいつもハリウッド映画なので、世界なら世界、アメリカならアメリカ、とハッキリさせて欲しかったです。

 

 

中盤、主人公のもとに集結した日本人と中国人は、在米なのか?外国から駆けつけたのか?など、やはり私には↑規模の細かい紹介が必要だ。

 

 

 

子供から老人まで世代を問わずVRゴーグルを装着している世界、ということだけど、各家庭の収入源だとかゲーム機の値段なども知りたい所。貧富の差が明らかにあるのに、皆新品のゴーグルを装着しているのでね。(身の丈にあった中古品でもいいのでは?)

 

 

VRゴーグルの使用状況とかで、レンズに傷があったり、装着時の視界が見えにくかったり、ピントが合いづらかったりなど、おそらく実際問題にあるはず。他のキャラの視界の見え方も気になった。

 

 

創設者によってゲーム内に隠された3つの鍵をプレーヤー達が探す流れで、ゲーム史上初1つ目の鍵を見つけた主人公をキッカケに、ゲームの世界は大盛り上がりを見せていく。何しろ第一発見者の特典がアメリカン・ドリーム。一発で人生を大逆転できる。

 

 

その流れの中で主人公以外のプレーヤーが鍵を手にし次のステージに移る場面があるので、どこから「チーム戦?」なのか「個人戦?」なのか、ならばいつ切り替わったかをハッキリさせて欲しかった。攻略法さえ判明すれば、後に続けるが、2度は描かないということかな。

 

 

 

ヒロイン・サマンサ役の【オリヴィア・クック】〔24〕はわたくし初見の英国女優。顎をクイっと突き出すように演じるタイプの演技。『スターウォーズ』の【デイジー・リドリー】や【クリステン・スチュアート】など、昔でいうとナタリー・ポートマン系の、この系統のお顔立ちの女優さん(丸顔というよりは五角形)が近年ヒロインに多いので、しっかりと認識して覚えようと思います。演技は無難、アドヴェンチャー系より今後は心理サスペンス系のジャンルで活躍していくんじゃないかな。

 

 

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両親は他界し、叔母の家で生活している主人公。叔母には彼氏がいて呑んだくれ。こういう設定の映画は多いけど、叔母の描写をもう少し増やして、感情移入できるドラマ要素を追加して欲しかった。ずいぶんあっけなかった。あとドローン最悪最強説。

 

 

 

終盤、最高品質の映像美に心が躍った。バーチャルの世界のプレーヤーが集結して、悪を倒すなんて、もし本当にあったら私も参加してみたくなったし、やはりカメラワークが正面すぎて、誰目線なんだろう?(笑)

 

 

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ゲームの世界でプレーヤーが負けて消滅する時は、コインになる設定が個人的にツボだった。ゲーム内で死んだら、体に電流が流れるような衝撃が走る。味わってみたい(笑)

 

 

そんな消滅したプレーヤーのコインを集める様子は、まるで死んだゲーマーの肉片をかじって強くなっている様。君のぶんまで生きるぞ。森崎君の「オレはガンダムで行く」の日本語セリフ、めっちゃよかった。

 

 

 

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この1人1人が「誰か」のアバターというのも面白い。あなたは誰にする?

 

 

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殺人鬼フレディ。これを選んだプレーヤー、悪趣味だなぁ(^◇^;)

 

 

(私はやっぱりスーパーマンがいいな)

 

 

 

前半は正直それほど新鮮に思わなかったので退屈だったけれど、中盤から後半にかけての気分の高揚は半端じゃなかった。もう一回、観たいと思っている。だけれどオチがわかってしまうと、ゲームを攻略した後の気分にもなるので、次はノリで(⌒-⌒; )

 

 

目線については少々及第点。

映画なので違和感はないですが、主人公を正面から映しているので、これだと誰目線なのだろうか?と客観的に見てしまう。

 

 

『シャイニング』にしても、実際にVRゴーグルを装着して観ている感覚にして欲しかったな。きっといつかそんな時代(映画館で観客がVRゴーグルを装着する日)が来るのだろうけど。

 

 

2045年設定の近未来映画で、『チャイルドプレイ』のチャッキーが登場してきて、敵の兵士が「チャッキーかよΣ(・□・;)」って突っ込んでいたのを視て、見ているぶんに楽しいけれど、やはりその時代の人にチャッキーが通じるのかな?とも思った。現代を生きる人ならまだしも。

 

 

 

映画はゲームの世界という事で、

子供の目線にも立ちながら、メインで登場するのは80年代のキャラクターなので、30代40代以上の観客のリアルタイムにもハマるだろうし、ターゲットの幅が広い。

 

 

これが主人公が1990年代マニアだったり2000年代マニアという設定だった場合、タイムリーの世代も変わってくるだろうから、現時点で絶妙なバランスで描ける時代なんだな80年代って。

 

 

やっぱり自分が知っているキャラクターを見つけられたら嬉しいもの。その瞬間が沢山訪れて嬉しさ連鎖。

 

 

 

よくゲームやアニメの見過ぎとか漫画の読みすぎとか、親御さんは子供の将来を危惧されてきたでしょうけど。

 

 

ゲーム(理想)の世界と現実の世界が一緒になった!

理想と現実が混ぜ合わさったら、「混ぜるな危険」も通用しなくなり、もう何だか解らない(笑)

 

 

映画の世界に没入するのが、私は前半終わりからでしたが、まず間違いなく楽しめますし、スピルバーグ監督らしい映画愛とSF要素が詰まった作品でした。

 

 

 

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脚本 15点

演技 14点

構成 15点

展開 14点

完成度14点

 

 

〔73〕点

 

 

 

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