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Channel: mAbによる映画一期一会
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映画評論『Wonder』

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『ワンダー』 邦副題「君は太陽」

 

 

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本年度劇場鑑賞作品vol.56

 

 

ジャンル[人間ドラマ]

 

 

 

 

監督🎬

【スティーブン・チョボスキー】

 

 

 

主人公のオギー

【ジェイコブ・トレンブレン】

 

【イザベラ・ヴィドヴィッチ】

 

姉の親友

【ダニエル・ローズ・ラッセル】

 

 

オギーの親友

【ノア・ジュプ】

 

 

校長先生

【マンディ・パティンキン】

 

母親

【ジュリア・ロバーツ】

 

父親

【オーウェン・ウィルソン】

 

 

 

 

配給[キノフィルムズ]

本編[1:53]

 

 

 

______

 

 

 

 

[トリーチャー・コリンズ症候群]は

遺伝子の突然変異により5万人に1人の新生児がなる下顎顔面異骨症という先天性の障がい。

 

 

人口が850万人強の大都市ニューヨークには、こうした奇病を抱えて生きている人たちが数多くいるのでしょう。

 

 

トリーチャー・コリンズ症候群は西洋人に多い病気のようなので、私自身はこの映画をキッカケに知ることになりましたが、検索すると日本テレビでもドキュメントが放送されていて、こちらは1万人に1人となっています。放送後の反響もあったとのこと。

 

 

インターネットで参考にした記事のリンクを貼らせていただきます。↓

http://kininaru-syumi.com/?p=9031

 

 

 

劇中のクラスメイトがイジメ用語として彼の見た目を表現していますが、顔だけを見ると映画で見たフランケンシュタインだとも私は思う。そしてハリウッド映画の特殊メイクでこういった「怪物みたいな顔立ち」を多く見てきたから、その度にこの障害の方はいじられてきたんだろう。映画の主人公もSF映画の登場人物に似ているとからかわれている。

 

 

主人公のオギー。彼は[トリーチャー・コリンズ症候群]。

 

 

出産後すぐに産婦人科内がザワつき、緊急手術が行われるほど深刻な状態で産まれてきました。産み落とした母親に我が子の顔を見せず、助産師が分娩室から抱えて出ていく。誕生の瞬間に立ち会った父親がなんとも言えない表情をして俯くシーンが大変印象的です。胎児がどういう顔をして産まれてくるのかは現代医学では判らないのでしょう。医者たちが驚いている様子が物語ります。

 

 

その後は入退院を繰り返し、多くの手術を乗り越え、現在は自宅で生活している10歳になる男の子です。その間、幼稚園や小学校は経ておりません。

 

 

子供が出来るまでは画家を目指していた母親が、先生となり我が子に勉強などを教えていますので、オギーは国語力に問題はなく、むしろ学校に行っている子よりも出来が良いくらい。宇宙飛行士になる夢を持ち、部屋はそれ関連のものや、スターウォーズが大好きでSFな想像力もある。学校に行っていないぶん、最初はコミュニケーション能力が低かったけれど、空想に耽ったりテレビを見てきたので、同年代の子供よりユーモアが付いたのでしょう。

 

 

そんなオギーが小学校に入学します。この学校は日本で考えるなら小中一貫校で一番上は9年生。詳しくは分かりませんが新設校のようです。統合なのか詳しくは分かりません。生徒数も少なくマンモス校という訳でもない。奨学金で通っている子供もいます。ともかく皆が同じようにスタートしている環境だったのでオギーにとっても両親にとっても不安材料が1つ消せたのではないか?と憶測で考えています。

 

 

黒人の先生が自己紹介で、「ウォール街で働いていたけど辞めて、夢だった教師になった」と言うほど、大都会ニューヨークって「人口の坩堝」と表現されるように多民族で、翻せばそれぞれに個性があって、都会の冷たさもあって、干渉もしなければ色んな人達がいる、数多くのアメリカ映画で観てきたけれど、こういうドラマには欠かせない舞台だなってつくづく思いました。

 

 

オギーの入学により物語の幅は広がっていきます。家族構成はビジネスマンの父親と専業主婦の母親、高校に入学した姉、そしてオギーの四人家族。

 

 

入学初日。家族揃って。

 

 

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(1歩下がって微笑むお姉ちゃんも高校初日なんだけど(^_^;))

 

 

これからどんな試練・現実が待っているのか?

外出時はヘルメットをかぶって顔を隠しています。誕生日プレゼントのようで、仮面をつけることで何者にもなれるオギー。

 

 

学校のスペースに入るために、ヘルメットを外します。ここからは素顔を晒します。

 

失礼な例えですが、白人の学校に黒人が一人だけ入学してきたら、学校中の噂になると思います。最初に話しかける人が肝心ですね。そこから輪になれるか。そうしてアメリカは歴史を作ってきた国。

 

 

 

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オギーが歩く道はスペースができる。

 

 

この様子を両親は見ているわけですから、心が張り裂けそうだし、我が子がこんなに頑張っているのだから、自分がしっかりしなければと奮い立たせたことでしょう。

 

 

子供に理解を要求するのも酷な話ですけど、ニューヨークの子供達は、彼を見て明らかに気を遣っています。

昔だったら直接的に攻撃とかしていたのでしょうけど、今の時代のアメリカはそういう描写は問題になるのでタブー視されていると聞きます。とにかく関わらないようにして、でも気にはなるからチラチラと見る。

 

 

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(この中国系のエキストラの子役、いい表情してるな)

 

(ニューヨークだから、いろんな皮膚の色があって、いろんな人種がいる。それなのに皮膚やタイプの見た目が変わっているだけで一緒にされたくないと言ってる)

 

 

直接イジメを行うのは、クラスメイトでお金持ちの少年ジュリアン。お金持ちの彼には手下がいて派閥みたいになっています。

 

 

ジュリアンは入学してくるオギーのための学園紹介で、学校側から選抜された3名のうちの1人。他に大親友となるジャック、子供タレントのシャーロットは典型的なニューヨーカーと言った感じの同級生。

 

 

彼らとは2度目なので入学時に面識はありますが、やはりみんながみんな、同じ価値観とは限りません。

 

 

気にはなるけど、関わりたくない。そしてイジメの言葉として最も強烈な「菌」。オギー菌が感染る!!

 

オギー菌が感染る!オギー菌が感染る!こっちにくるな!

 

 

もうオギーは家に帰って自分の部屋に引きこもりシクシク泣くしかできない。だけど毎日登校するのだから偉い。

 

 

昼休みの食堂はいつも一人。お弁当を食べています。描写はありませんが、母親が心を込めて作ったのでしょう。

 

 

下顎顔面異骨症なので、食べ方も普通とは違います。犬食いみたいと表現されています。

 

 

そんなオギーのガラ空きのテーブルに「座っていい?」。のちの大親友ジャック。

 

 

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私自身の彼の印象は「子供らしい子供」で、何も(映画的に)特別なキャラクラター性ではなく、普通の子供です。普通に親友となって、普通に接し、親友として理解者として一緒に成長していく。多分、彼を見る周りの目に意識が集中してしまうので、ジャックのことを特別に思うのでしょうけど、ほんと普通の子供です。あとイケメンだなぁ・・って。オーランド・ブルームを更に柔らかくしたようなお顔立ち。

 

 

ジャックの1歩から、次の1歩(他の子達が近付く)までの時間(期間)は空きますが、二人は放課後も遊んだり、家でゲームしたりテレビを見たりプルマン家にも溶け込んでいく。

 

 

登下校の送り迎え。心配そうに我が子の帰りを待ってる母親。

友達を連れて下校してきた様子を見た母親の嬉しそうな表情・・・忘れらんない。

 

 

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この映画で私が素晴らしいと思ったのは、見所がいくつもあることです。

 

 

見所というのは、各登場人物の私感となって、その人なりの「人と成り」を見せてくれる作風の雰囲気。

 

 

太陽であるオギーを中心として、その周りのヒマワリ達にもスポットを当て、輝き咲くように作られていること。

 

 

オギーは太陽なので、太陽の方をほとんどの人が向きます。けれど太陽を見ているヒマワリ達を観るのは観客の特権です。

 

 

オギー以外にも親友のジャック、姉のオリヴィア、姉の親友のサマンサと、それぞれの主観で紹介がされていて、思春期の葛藤や人好き合い・人間力の成長(形成)過程が詰まっている。そのためきっとあなたは、この映画の登場人物、全てを好きになれるはずです。

 

 

この映画の主人公は、自分のことや(障害を持つ)自分と接する周囲の様子をすごく客観的に見ていて、冒頭からナレーションで観客に対し説明しています。ナレーション付き展開、アメリカ映画の定番とはいえ、非常にわかり易かったです。

 

 

例えば、小学校の登校シーンでのナレーションでは「みんな僕を見て、何も言わず、そして(僕が去った後に)振り向く」などと状況を説明していて、デリケートに描いていることを知る。そして障害を持つ側からの発信だから文句は言えないし、説得力がある。

 

 

顔の作りいう「オチ」は公開前から発表されていたので分かっていた。

この映画の最大の特徴であろうオギーの顔は予告編で何度も観ていたので、免疫が出来ていたし、大体の話の流れも話の筋書きも視えてはいました。結果的に予想通りでしたが、それ以上の、想定以上の秀でたものが連続して起こったから、心踊ります。

 

 

冒頭の「靴を見ればその人が分かる」という描写から引き込まれました。お金持ちの子、貧乏な子。外に出ると下ばかり見て歩いているオギー君の人間観察能力。

 

 

私はこの病名を知りませんでしたが、オギーは生まれてから何度も手術をしたそうなので、きっと多額の費用もかかったでしょうし、産んだ母親も父親も長女も胸が張り裂けそうな思いを何度も経験し、それなのにとても仲のいい四人家族で、それを想像すると、、、ごめんなさい、それだけで泣きそうになります。

 

 

見た目は「普通じゃない」ですが、運動能力は健常者と変わらず、成績だって優秀。

 

 

とにかく全てが素晴らしく愛おしい。最高の作品です。

 

 

___

 

 

 

以下は、自分が今作を鑑賞後、スマートフォンのメモに書き残したもの。ブログの恒例となっていますが、1番素直な気持ちを熱冷めやらぬうちに画面にいトントンと指をタップし、後にキャストを調べまとめたものです。

 

 

 

感覚として今年1番の映画だと思っています。観ていてとても楽しいし、主人公だけではなく、主人公以外の子供たちに対しても丁寧に描写しているので、感情移入が出来るし、その人物の気持ちも分かり易く悟しやすい。

 

 

1番上のお姉ちゃんだったり、1人だけちょっと偏見(通常の反応)を持っていた男の子だったり、彼の場合は悪役を買った感じですけど、それでもちゃんと役割が出来ていて、その気持ちが分かるなぁとその都度思えて、逆に彼らの気持ちを理解しなくちゃいけないなと心から思いました。

 

 

「1」という数字を今回よく使っているので、もう1つ。

 

 

1番良かったのは、作風がさりげなくお洒落なところ。中身がふんわりオムレツみたいにあったかい。ここまで幸せな家庭があるのかなぁ・・・。支え合って、運命を受け入れ合って。

 

 

(何故オムレツで例えたΣ(・□・;)??)

 

(オムライスだと中身が重くなるでしょ。)

 

 

 

両親の気持ちとか、親役が二人共一世を風靡したクラスの名優なわけだし、バラエティー色的にもすごく魅力たっぷりなんだけど、前半部分にある(残念ながら後半はなくなる)スライド式の人物(視点)紹介が主に子供たちだったし、この映画の主人公は子供達なんだと気付きます。

 

 

製作陣にも俳優陣にも、その気配りがちゃんとあって、親は主人公ではなくてあくまでも、まさに日本語の漢字の作りのごとく、立って木の上(影)で見ているという置き方であり、一歩下がって我が子を見ている見守り方でした。

 

 

親の漢字は日本語ですけどね。英語にはないよね。日本語の深さみたいな圧倒的なもの。

 

 

 

子供を見守る。ハラハラしながら胸を押さえながらも「行ってらっしゃい」と背中を押す。弱さを見せない。嬉し涙はしっかり見せる。そんな母親の中の母親、クイーンオブマザー的な母親は、私自身大ファンであるこのお方が演じています。

 

 

【ジュリア・ロバーツ】。私生活でも双子のママ。

 

 

私はジュリア・ロバーツの毎回の作品内で魅せる、テーブルに座り肘をかけて手の平の上に自身のアゴを乗せて口角を上げて微笑む仕草が、本当好きで女性的な魅力や母性を感じます。

 

 

それはそれ。私の好きなジュリアを紹介しただけ。

 

 

今回、彼女の役柄で涙が出たのは、先ほど書いた、息子オギー君のナレーションで紹介する場面の1コマです。

 

 

「ママは僕らが生まれることで画家になる夢を諦めた」と紹介しているシーンがありまして、彼女にとって夢を諦めるほどのすべての人生観を変える「1番」が出来たんだなと想像したら涙が出てきました。結婚し子供が出来て、それまでの目指していた未来が、また違うものになった。

 

 

我が子が友達と歩くシーンを見た瞬間のジュリア・ロバーツの表情とかほんとに素敵。

 

 

父親役の【オーウェン・ウィルソン】も自殺未遂をして以降、なんだか私は彼が笑顔でいるだけで嬉しくなります。映画ファンにとって色々な思い入れがある。オーウェン・ウィルソンの父親像も最高です。「一番怖いのお母さん!」「女の人怖い!」と息子のオギーと話しているシーンが大好き。1家4人、男二人に女二人。分かれて見せる情緒の成長期。理想的な描写の仕方。

 

 

 

__

 

 

 

「mAbが絶賛!」

 

 

なんの影響力もありませんが、個人的にも読者の方的にも、私がこんなに手応えあり!で紹介している新作映画は珍しいと思います。

 

 

何より4人家族の容姿や性格が似ているところもポイント高いですね。

 

 

本当の「血を分けた家族」のようにも感じました。

日本映画ではこういう投影タイプのキャスティングは観ないので、これこそハリウッド映画のチカラだな。

 

 

(日本人俳優は個性や主張を出すので、親子の設定でも他人に見える)

 

 

あとお姉様オリヴィア役の女優【イザベラ・ヴィドヴィッチ】もそうですし、役柄の人間性がとても良かったです。

 

 

 

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(女優のお顔立ちは【キャリー・マリガン】や【ケイティ・ホームズ】系の黒髪犬顔かなぁ٩( 'ω' )و)

 

 

副題にあるように、弟は「太陽」で、弟が誕生してからは、みんなが彼の方向を見る。両親も家と病院の往復だった。だからきっとオリヴィアはいつの間にか成長した子供なんだろうと私は観ていました。

 

 

姉は「手のかからないイイ子」。弟のことも大好きで、両親のことも大好き。性格的にも優しい子。だけど本音を喋れた祖母が最近他界したことで、理解者がいなくなり淋しい気分。

 

お姉ちゃんが子供の頃、自分の誕生日に「弟が欲しい」と願い事をした、というエピソードほんとに素敵。

 

 

(上は「オリヴィアの回」で紹介されています)

 

 

 

姉の親友のミランダも良かったです。両親が離婚、現在母親と二人で暮らす女子高生。

 

 

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(女優のお顔立ちはmAbのどタイプの【レイチェル・マクアダムス】系かな٩( 'ω' )و)

 

 

 

ミランダは姉の幼馴染で大親友。オギーのことも古くから知っていて弟同然の感覚。

 

一切の偏見がなくて、オギーたちプルマン家とも非常に親しい関係性。

 

 

高校入学、新しい学校で久しぶりに再会したオリヴィアは髪の毛を1部分染めて、派手になっていた。

 

 

このミランダ。春休み期間に何かがキッカケとなり、外見が派手になるのですが、オリヴィアと同じ演劇部に入部しているところから想像しやすかったです。

 

 

アメリカ映画で「普通」だったら「チアリーディング」とかカースト上位の花形部活に行くと思うのですが、疎遠になっても同じ文科系の部活に入るなんて親友(ソウルメイト)だなぁと思いました。

 

 

役柄的に(無視をしたり)キツめの表情や表現をしていても、印象の良さを感じるのは、きっとそれがこの女優さんの内面なんだろう。

 

 

女優は初見の【ダニエル・ローズ・ラッセル】。ローズさんですね。棘の抜けた薔薇は愛そのもの。

見た目は完全に今後の映画界のヒロインになるべく美顔でした。思わず見惚れた目の保養。

 

 

中盤、どうしようもなく心苦しくなったミランダが、プルマン家に電話し、受話器を取ったのはオギー。

 

オギーは彼女がまだ名乗ってもいないのに「ミランダ!!!」と大喜び。

 

小学生のオギーと普通に電話で会話しているのも良かったし、オギーはお姉ちゃんが二人いるんだなぁ。。。よかったなぁ。

 

 

そして飼い犬のワンコ・デイジーも可愛いくて、アットホームだった。

 

 

__

 

 

 

生まれてから入退院を繰り返し、容体が安定したので小学校に入学。と「あらすじ」にはあったので、劇中で急変とかあるのかな?と想像しましたがそれはありません。けれど鑑賞にスタミナはいらなくて、すーっと最後まで観られました。

 

 

バイ菌扱いされ周りの学生たちの視線が突き刺さる登下校シーンで、オギーは「もしもチューバッカがいたら、みんな僕じゃなくてチューイの方を見るはずだ」と空想していて、映画ではスターウォーズの名物キャラクター・チューバッカが登場。なんだかいいなぁ。。。友達が沢山いるオギーの空想の内容が切ないけど、きっと良くなっていくから今は辛抱。

 

 

子供の目線でもものが視れる校長先生もいいし、親友役の男子の心も可愛い。これが中学高校となれば描写は変わるだろうけど、小学校時代の親友ってこんな感じ(キャッキャとジャレあって)で距離も近いんだよな。

 

 

彼に学ぶこともあるし教わることも多い。

 

 

そして彼と接する大人や子供たちにも学ぶことがあるし、教わることも沢山あった。この映画の登場人物、みんな半端ないって。

 

 

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映画館を出て、ショッピングモールのエレベーターで1Fに降り、地上に出る。

 

 

まだ映画の余韻に浸っているのか、それとも私の心が変わったのか、世界が少し違って見えました。

 

 

 

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脚本 14点

演技 16点

構成 16点

展開 13点

完成度14点

 

 

[73]点

 

 

 

【mAb】

 

 

 

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