『トリガール!』
本年度劇場鑑賞作品vol.81
(日本映画鑑賞作品vol.21)
ジャンル
〔青春スポ根〕
物語)
2浪の末に「とりあえず」念願の大学生になった【鳥山ゆきな】だったが、理系の大学を選んだ為に、周りにいる男子はメガネ野郎ばかりで、入学早々嫌気がさしている状態に。
(記事内では読みやすいようにゆきなをユキナと表記します)
毎日の通学のバスは99%のメガネ率。
こんなはずじゃなかったと、流されてばかりの自分のこれまでの人生を嘆き愁い、これから4年間も通うことになるキャンパスライフを考え、落ち込んでいた。
そんなユキナは、気さくに話しかけてきた【和美】と友達になる。
そして和美が入部しようと決めていた「人力飛行サークル」に、ユキナも入部することになった。
入部の動機は、一目惚れした、サークルの部長【高橋圭】に、「君いい体してるね」「(パイロットになって)一緒に翔ぼう」と口説かれたからだ。
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〔Team Birdman Trial〕通称〔TBT〕は、毎年琵琶湖で開催される『鳥人間コンテスト』に出場している伝統ある大学サークル。
和美は広報班。そしてユキナはパイロット班に。
先輩に誘われるまま、流されるまま入部したユキナではあるが、紅一点のパイロットとしてのポテンシャルは中々の逸材だった。
高校時代は通学のために、田舎道を片道20km・往復40kmの距離をママチャリで漕いでいた経験があるために、持久力、体幹などが既に身についている。
100人近い部員たちが学生生活の大半をかけて、TBTに精を出していた。
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TBTの人力飛行機は、2名のパイロットが機内でサドルを漕ぎ操縦する、鳥人間コンテストの名物にもなっている飛行機である。
昨年のコンテストでは部長の高橋圭と、もう一人【坂場大志】がパイロットとして出場。
坂場は「狂犬」の異名を持つ「絶対エース」。
そんな坂場の現在は、前回大会での墜落のトラウマから、練習に参加しない幽霊部員状態になっていた。
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ある日。
高橋の画策で、居酒屋で一人飲みをし、自分に浸っている坂場の元にユキナを連れて行き、惹き合わせる。
狂犬の坂場に負けず劣らず強気で毒舌のユキナは、先輩後輩関係なく狂犬に噛みつき、この日からまさに犬猿の仲になった。
だがそれがカンフル剤となり、坂場は次の練習からサークルに顔を出すようになる。
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そんな坂場は、ユキナの前で圧倒的な力を見せつけ、あっさり正パイロットの座を確定させた。
今年のパイロットは昨年同様、高橋&坂場ペアに決定。
てっきり憧れの高橋先輩とペアで出場できるものだと思っていたユキナは、落胆し失意の渦に巻き込まれる。
練習にも参加しなくなり、一人カラオケで暇を持て余す。
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高橋の鬼電や鬼LINE、唯一の女友達である和美の声掛けによって
、テストフライトに参加したユキナ。
人力飛行機が空を飛ぶ瞬間に興奮し歓声をあげる。
だが次の瞬間、パイロットがパニック状態となり不時着、高橋部長が大怪我を負う。
1年に1度の大会で、今年こそはとチーム一丸で悲願を誓っていた中でのアクシデント。
松葉杖の高橋は大会までに何とか怪我を治すと云うが、どうしても不安材料にしか取れなかった。
そんな高橋に、坂場は、ユキナとペアを組むと宣言する。
大会直前でのパイロット交代劇、毒舌同士の犬猿コンビ、そして迎えた大会当日。
琵琶湖の空に若人の青春の奇跡が翔ぶ。
監督🎬
【英勉】
鳥山ゆきな
【土屋太鳳】
坂場大志
【間宮祥太朗】
高橋圭
【高杉真宙】
島村和美
【池田イライザ】
古沢
【矢本悠馬】
ペラ夫さん
【コロコロチキチキペッパーズ・ナダル】
鳥人間コンテスト実況者
【羽鳥慎一】
配給〔ショウゲート〕
本編〔1:38〕
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前回日本映画を半年ぶりに語りまして、記事一覧タイトルに日本語を綴ることが出来たので、せっかくだしもう一品、邦画を書いておこう。
なので書きます。動機が単純(゚o゚;;
記事一覧タイトルの並びには拘っております。何の得もないけれど。
夏が終わり、9月に入り、今月は毎週cinema complex(全国公開)で日本映画が公開・上映されていきます。
(洋画の時代・・・カムバック(;_;))
公開初日の舞台挨拶で、大ヒット公開中と宣伝しています。
まぁまぁ、そうツッコミなさんな。水を差すようですが、このご時世では、今作品は1ヶ月程度(4週)で公開終了すると予想できます。
よっぽど劇後の評判が良かったり、インパクトがあれば別ですが、俳きっとそうだと思います。
新作が公開されれば、上映回数を削られ、1ヶ月後には1日1回になるかなぁ。それも午前枠とかで。
なので気になった方はお早めに鑑賞に臨んで頂戴ね✌︎('ω'✌︎ )
【英勉】監督は今月末に『あさひなぐ』の公開が控えているし、あさひなぐは、私自身も2度は観に行くでしょうし、今作『トリガール!』の興行収入を超えることは公開前から明らかです。太鳳ちゃんよりなぁーちゃんかな。
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今回の記事では、主に役者を主観で語りながら、作品の見解と紹介をします。
これだけいるから、隙あればと、本気で土屋太鳳さんを口説こうとしていた俳優さん、結構いるんだろうなぁ。
って、こんな感じで書きます(^◇^;)
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〔青春スポ根映画〕って、私は大好きなジャンルで、TOHO系で公開されると必ず観ています。
(都内のTOHO-CINEMSで公開されることが大事)
昨今沢山の作品が海外(主に欧州)で評価されていますが、
正直、ミステリー映画だと、他の国でも似たような形状のものが沢山作られていますので、
この青春スポ根というジャンルこそ、日本の描写法として、海外に紹介するべきである!と思っています。
🏃♀️🏃♀️🏃♀️
土屋太鳳さんは、大ブレークしたことで芸能業が大忙しとなり、もう一年間、大学生をしているそうです。未だ現役大学生という肩書きがあります。これはJKと並んでも相当強い打ち出しになるでしょう。
演じる役柄、制作側からオファーされる役柄は元気印の体育女子や直向き系の清純女子役が多いですね。今が旬だ、いっぱい撮ってけ( ´∀`)
(将来(25歳以上)はアクション女優になって欲しい)
さて、上の衝撃的なお写真でも判るように
男だらけ・・というより
今作は見事にオタクの理系男子が揃う。
アニメとかアイドルなど、そういう日本文化的なオタクではなく、機械系のオタクのほう。社会貢献する方のオタクね(笑)
クラスに一人・二人は必ずいたメガネで目立たない男子が・・・こんなに沢山Σ(・□・;)
こうまで来ると、よくこういう顔立ちの男の子達を掻き集めたな!だとか、二枚目以外の俳優ってこんなにいるんだ!なんて、日の目を与えた製作陣を讃えたくなる気持ちの方が強い♪(´ε` )
機会系・オタク系のメガネ男子って、例えは悪いですが
爆弾作っていたりするヤバい奴も中にはいると思います。
1人や2人ならそうでもないけど、何人も同じ類いが集まれば、同調するんですね。劇中で発言するたびケタケタ言ってます。映画の笑いどころなので笑ってあげてください。
実際は、外見の役作りでオタク系男子にしているだけなのかも知れませんし、普段は鏡の前で前髪をいじってキメてる俳優さんなのかもしれませんけど、
イケメンがいないこの映画の男性出演陣はいじり甲斐があって、男性客受けしそうです。
シネコン→集客で、
少女漫画の実写化が流行になっている日本映画の現状ですが、学生主観の恋愛映画って、男性は入りづらいと思います。
土屋太鳳さんはTV番組なので応援企画を組まれるなど、女優業の番組宣伝の為に、お茶の間タレント業もしていますし、学生のみならず社会人受けもいい。
彼女の主演映画って、まず第一に元気をもらえるし、内容が恋愛映画や若者向け映画だとしても、社会人の男性が気兼ねなく映画館に足を運べると思うのです。
特に今回の映画は、理系の大学生たちの奮闘青春劇でも在りますから、私が見たシアターの観客の半数以上が、映画の中の住人みたいな容姿をしていました。
ちなみに私は文系です。でもスポーツマンです。
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作品の内容は、物語文を読んで頂くとして。
(誤字・脱字がある際には修正します)
率直に思ったのが
この日本映画は、人力飛行機を題材にしているからか、後半思ったより伸びたなぁーと。
正直立ち上がりから(気分は)低空飛行でした。
このジャンルはパターン化しているので、どの作品も大体が同じ構成・展開になります。
1 前半は自己紹介・キッカケ
2 中盤は挫折・エピソード
3 終盤は本番・集大成
(大会当日の映像をオープニングで紹介して、1に入るパターンも多いです。)
こうした順序を辿っていくセオリーがありますが、
作品が面白くなるのは、どう考えても、どうしても、どうやっても、視感では中盤から終盤にかけてです。
最初から最後まで興奮状態で鑑賞できる日本映画を私は知りません。もしあれば大ヒットしているでしょうしƪ(˘⌣˘)ʃ
例の如く。
主人公らが挫折し、衝突し、
そこから立ち上がり、努力して、本番。
それまでの過程を見ていることで、観客は感情移入していくことになると思います。なので上記1(前半)の描写は最も大事。
だけど大体の作品は、この作品もそうだけど、1を省略形で描くことが多いと思います。『ちはやふる』なんて特にそうでしたね。
今作品も冒頭で即入部です。
結果的に感動することは間違いないので、いい映画の枠に入りますが、原作があるからって何となく描いちゃ駄目。1は丁寧であり、それでいて情報が多い中でも整頓して描いて欲しいです!このジャンルの課題を今後も伝え続けたい。
この節の頭に書いた、後半思ったより伸びたなぁーは、自分の気分の高揚であり、青春スポ根映画の映画内で魅せる伸びしろです。
こう言っては何ですけど、青春スポ根や青春ドラマを全国公開(シネコン)レベルで撮られる方って大体決まっていますし、観る前から「立ち上がりが悪くても、最後は感情移入しているぶん感動する」ということを自分自身が分かったうえで観に行っています。なので多少の妥協点は目を瞑ります。
今回も例外なく、何度も書きますけど、後半伸びたー!です。
個人競技ではなくチームプレー。
みんなで1つの目標に向かって。朝から晩まで精魂込めて物作る。それに応えるために操縦者は努力を惜しまず練習する。
日本人の技巧、職人たち。大和魂。まさに日本を象徴するテーマが背景にある映画でしょ。
また劇中で印象的なのは、有酸素トレーニングの描写が多く、汗だく。汗びっしょり。人気女優が汗だくΣ(・□・;)『チアダン』の広瀬すずさんもそうでしたけど、最近の女優さんは汗だくですね。
(『チアダン』本年度劇場鑑賞作品vol.25。未記事)
こうして実際に役者の役作りや体つきの変化を視れる作品は、日本映画では(事務所NGなどの事情があり)少ないから、とても新鮮でした。
美しい汗を観れる。
でも・・匂いは想像できない。
この密閉空間・・どんな匂いがするんだろう?(笑)
匂いもそうですし、琵琶湖の水温とか、そういう情報も、細かいことかもしれないけれど、私は映画内の情報として知りたいな。
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指摘点は、役者陣の使い方・起用法に若干のムラ・無駄がある事です。
室内環境だとか集音マイクなどの音響もあるのでしょうけど、
{日本語字幕}を付けて欲しいと思ってしまったほど、聞き取りづらい箇所がありました。
特にコロコロチキチキペッパーズの【ナダル】さんの下手さ加減には、少々ガッカリしました。普通のセリフが聞き取りづらいってよっぽどです。
キャラ自体がワンパターンの演者さんだと思いますから、もっと味を付けた演出をされた方が今作の為になったのではないでしょうか?作り手の問題だと視えました。
芸人さんの割に滑舌が悪くて、特徴であるハイトーンボイスが災いし聞き取りづらい。少々・・いや普通に残念ですね。お笑い芸人としては好きな方なのですが(・・;)同じハイトーンならクロちゃんでもいいんじゃないかな。色、変わっちゃうけど。
演じるペラ夫さん役も、前半部分であれほど登場していたのに、中盤以降はいなくなるし、主人公の主観を整える役割があったとしても、神出鬼没の加減がNO。せめて笑わせてくれぃ。
もう一方。
上の写真にも映っていますが、
主人公の親友和美役を演じる【池田イライザ】さん。
今、日本の芸能界で多くなった東南アジア系のハーフ女優。
東南アジア系のハーフですと純粋な日本人役としても、そこまで違和感を感じないですね。テレビや映画などを見てて、「この子、ハーフかな?」と頭の中で思うくらい。
演技自体は特に気になりません。演技に特徴があるか?と聞かれれば、現時点ではないと答えますけどね。彼女の役所は分かりやすく、憧れの人を追いかけて入部する片思い女子です。
ルックス的に目立つのは明らかですが、この映画内で、男子が見惚れるような描写は一切ありません。だから個人的には凄く違和感。
これだけ女子に免疫がないであろうオタク男子が揃っているのに。。二次元・三次元。精を出すのは飛行機。
映画を観るにあたってはそれほど重要ではないことですが、
よくよく考えると、理系女子って文系女子より美人率高くないかな?可愛い系より美人系のお顔立ちが多い気がします。
まぁ、劇中の和美や主人公が何系の学部なのかは、よく分かりませんけどね(^◇^;)
演技自体は気にならない。では何が気になるの?
それは、劇中の数カ所で主役の土屋太鳳さん演じるユキナが、親友和美の顔立ちを見て「かわいいぃ〜」と口にすることです。
私にとってはこのセリフが余計でした。
いやいや、好みの問題だけど、太鳳ちゃん、君の方が可愛いよΣ(・□・;)
女子が女子を褒めるとかベッタリするいう表現であり感覚は、私の学生の頃の青春映画には殆どなかった描写です。
こういう発言って、観客が鑑賞中に個人的に思えばいいと思うんですよね。
思わず口に出しちゃう「かわいい〜」のセリフ。台本に書いてあるのかしら。
もう一人。
主人公ユキナとペアを組むパイロット役に【間宮祥太朗】さん。
今回の役は、とにかく〔よく喋る〕印象です!(◎_◎;)
口の減らない男だけど、本当は情に厚くて、努力家の熱血漢で、ナイーブ。劇中は喧しいけれど、最後はきっと好きになる筈!
今回、間宮祥太朗さんの演技でありスタイルを視ていて、思ったのは、演技のスタイルが嵐の【二宮和也】さんだなってね。
二宮さんとは見た目も身長も違いますが、演技中の口調だとか姿勢は相当似ています。大きな立ち振る舞いに、声を張って熱血漢になったら間宮祥太朗さんになると思います。身長は高いし、体格もいい、使い勝手もいい。
『高台家の人々』などで拝見してきましたが、一昔前のホスト系俳優みたいなお顔立ちで、今後が楽しみです。
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もう一つ。
今回の映画で最大の売りであるのが〔鳥人間コンテスト〕。
そのルールなど、そういう一切の説明がなされていません。
鳥人間コンテストって、TV中継もされるし、認知度はあると思います。だけど詳しいことはあまり知らない。
ナレーションでも羽鳥アナの解説でもいいから紹介して欲しかったなぁ・・。
単純に飛ぶ距離を競うというルールは分かりますけど
今作では、ドラマ部分に力を注ぎ過ぎている印象でした。
ちなみに放送終了した内村光良さんの番組『笑神様は突然に』で人気企画だった【スーパーサラリーマン鈴木拓】の鳥人間プロジェクトが、当時好きで楽しみに見ていました。
鳥人間コンテスト=スーパーサラリーマン
と連想を結ぶ方もいるでしょう。
そのゴールデン番組がキッカケで、鳥人間コンテストを知った方って多い筈。私は番組を見るまで何となくしか知りませんでしたし、スタッフ側やパイロット側のドラマを気にしていなかったです。
今回のこの映画から思い出す人が沢山いらっしゃるのでしょう
ね。一緒に飛んで欲しかったな。スーパーサラリーマン。
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個人的な話が続きますが、最後もこんな感じで〆ます。
もう10年以上、ロードバイクに乗っていて、通勤用にも使っています。毎日20〜40kmは漕いでいます。
劇中の競技用自転車などを見ても、乗っていない人よりテンションが上がります。
そんな私が、この映画を視ていて、心底羨ましかったのが
車がほとんど走っていない田舎の二車線道路で、バスを外側から追い越して、思いっきり走っていたり、※「危険ですから真似しないように」とスクリーンの下にテロップを表記してもいいくらい、両手離しで自転車を走行したりしています。
両手離しは、GLAYのTERUさんみたいな感じです。
東京は・・毎日漕いでいるので伝えられますが、映画みたいなスピードでは自転車漕げないんですよね。映画だと時速30〜40kmぐらいかな。
人は多いし車も多いですから、一瞬の判断で大事故に繋がります。ロードバイクは車道を走ることが義務付けられています。
しかし実際、東京でロードバイクの大事故って報道されていませんから、ロード乗りのマナーや心掛けがいいからだと思います。
映画の舞台のように、車も人も少ない田舎道や山道を自分のペースで漕げるなんて・・理想ですよ。
個人的な話でした( ´∀`)
大学生の映画なので、大学(学業)の授業の様子とかも表して欲しいな。勉強のシーンってこのジャンル殆どないΣ(・□・;)
エンディングテーマには、90年代の名曲スピッツさんの『空も飛べるはず』が、カバーされます。カラオケを聞いてるみたいでしたけど、名曲ですから体は自然に乗っちゃいますね。
世代的に、空も飛べるはず、と言えば、長野県を舞台にした青春ドラマ『白線流し』の主題歌。
鳥人間コンテストと言えば、空も飛べるはずに繋がりますけど、
この映画のテンション的には、円広志さんでしょ。
(映画の主人公同様、よく喋られるから(^◇^;))
飛んで飛んで飛んで飛んで飛んで・・回って回って回って回る・・飛行機回っちゃダメだΣ(・□・;)描きたかっただけ、すんずれいしました。
爽やかで、いい映画。
人力飛行機がスタート地点から飛び出した瞬間、一緒になって願ってた。応援できる。ただ、『トリボーイ』たちの物語でもあることをお忘れなく。
脚本 13点
演技 14点
構成 13点
展開 13点
完成度13点
〔66〕点
NEXT『スパイダーマン』
【mAb】