2年ほど前になると思いますが、アメーバ内のアプリに「Amebaなう」がありました。
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覚えている方、利用されていた方も多くいらっしゃると思います。
私は当時「Amebaなう」をとても重宝しており、今でも時々「Amebaなうがあればなぁ・・」と欲していることシバシバです。
ご存知のようにここ何年も定期的に記事を上げていませんが、以前は鑑賞した週、つまり新作が公開された第1週に記事を書いてはブログに載せていました。今となっては「そんな時代もあったね」と中島みゆきがBGMで流れるような懐かしい気分です。
毎日のように新作映画を描いていましたので、アクセスも平均的に1000から2000ありました。現在はその十分の一になりましたね。
記事を書かなくなったのは、「ブログを書く習慣」と「ブログを書くスタミナ(モチベーション)」が低下したことが理由で、特に習慣性を失ったことが大きいです。
ブログを書く行為が「習慣」になると、使命感を持つと言いますか・・取り憑かれたように更新を続けます。この使命感って一種のSNS依存なのでしょう。
ご存知のように、私は映画を書いたり人に語る者でが、書く習慣が無くなってからは、書きたいは書きたいのだけど、書くタイミングがなかなか掴めず気付けば時が過ぎ、三日坊主的なものに。
でも鑑賞した作品を何とかして活字で伝えたい。
ということで「アメーバなう」が最適なコンテンツでした。
私はTwitterを利用していないのと、
もともと長文スタイルなので、短文で伝えたいことをまとめられるかな?なんて不安でしたが、
じゃあ記事を書けばいいじゃん!と自分でも思いますけど、習慣がなくなってしまった後は面倒臭いが自分の中で勝っていました。
『映画タイトル』映像のバランスもいいし役者の演技もいい。特に誰々の表情筋の使い方はこの映画にとても適している。オススメします。68点。
みたいな事を呟いていました、
たったこれだけでも最新映画の良さや熱量を伝えられた気がして、気に入っていたのですが、
突然アメーバなうが消滅すると運営様のブログで発表され、何の不都合があったのか?は知りませんが身勝手にも思いましたし、終了=消滅という跡形や形跡が残らないネットの怖さを知った気分でした。
消滅後は行き場をなくした気持ちになって凄く残念でした。桜を見る会じゃないけど、納得させる説明は必要ですよね。
(急に何を言うのΣ(・□・;))
___
以降は、読者の方にはご存知のように、本当時々しか記事を更新しなくなりました。
ロードショーの映画鑑賞は相も変わらず続けていますから、いい作品に出逢った時は、もしくはその逆の時も、アメーバなうがあったらな・・と無い物ねだりを繰り返しています。
じゃあ記事を書けばいいじゃん!と自分でも思いますけど、習慣がなくなってしまった後は面倒臭いが自分の中で勝っていました。
(なぜ全く同じ文章をかぶせたΣ(・□・;)?)
この作品なんて正に鑑賞直後にアメーバを開いて、Amebaなうで「いい作品です」と報告したと思いますよ。
『殺さない彼と死なない彼女』
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じゃあ記事を書けばいいじゃん!・・・えっ?既に記事で書いてるじゃん!?って。
んんっとまぁ、、その流れで今作品を書いちゃいましょう!
(って確信犯かΣ(・□・;))
監督🎬
【小林啓一】
【間宮祥太朗】【桜井日奈子】
【垣松祐里】【堀田真由】
【箭内夢菜】【ゆうたろう】他
本編〔129〕分
TOHOシネマズで公開している劇場は8館と少ないです。
これは私の長年の経験上ですが、公開3週間くらいで終了してしまう作品となり、後はDVDとかネットの有料コンテンツなどで鑑賞してください!という流れになるのでしょうけど、
いやぁ〜 この作品は映画館で観てほしいな。 派手さはないけど、足を運ぶ価値は充分にあるので。
土曜日(最近は金曜)で映画の週が変わりますので、この記事は公開2週目に載せることになりました。
2週目現在を調べてみると1日の上映回数は減っていますが、全国29館で現在上映しております。
このシネコンのご時世、当然と言えば当然ですが、来週以降も公開が続く保証はありません。
それを想って、今回は早めに書こうと思いました。
__
今作は数稼ぎ(マイル貯金)のために選んだ作品で、下調べも事前情報(チラシ)も一切ないまま、
主演の【桜井日奈子】さんを「とりあえず」観に行くことをモチベーションにして鑑賞。
どんな理由にせよ、観るキッカケになればいい。結果とっても良かった。
先に。劇場鑑賞直後にスマホのメモ機能で、今作の寸評を箇条書きにしたので、それを貼り付け、以下はそれを元に話を広げたいと思います。
○
私の両隣の人が泣いていた。泣くと言うより泣きじゃくると言う感じの泣き方。
左隣は40代くらいの女性二人組。右隣は40代くらいの男性ソロ客。どちらも私より年上であろう。
左の女性客の鼻の啜り音から「泣いてるな」と思ったら、右の男性のソロ客も鼻をグジュグジュし始めて、それからはそんなシーンでも涙腺崩壊になるような体質になっていた。両脇の観客が嗚咽するほど泣いていた。これは記事で記したいな。
その後、場内が明るくなった時に、席を立たない観客が多かったので目元を確認すると、どうやら立ち上がれないほど泣いていたのは、私の両脇の観客だけだったらしいけど、誰もが清々しい顔をしているように私には視えた。もちろん私もその中に含まれる。
○
不思議な映像でした。画面は淡くボヤけていて、「逆光」も多いので、その場面は眩しくて目を瞑りそうだったし、変な映画だなぁと。
○
舞台が千葉の田舎。主役となる女子高生役3名の喋り口調もお嬢だし、演劇のセリフ(劇)口調。
こうした映画は経験上、「退屈」か「不退屈」になると立ち上がりに思ったけれど、、、後者で良かった。
○
前回の記事(任侠学園)を書いた時に、桜井日奈子さんが一番輝ける演技のキャラは何だろう?と考えていた。演技のタイプ的に一番近いのは戸田恵梨香。顔の系統は似ていないが、目の動かし方やセリフの音域が似ている。
演技はそれほど上手ではないから伸びしろには期待できないが、一生懸命に演じるし、負けん気も強そうだし、不思議な華もあるし、バラエティのドキュメントで見たけどバスケに明け暮れた体育会系。キャラ1つで大化けするのではないか?と思っていたからだ。・・・そうか。これだったのか。おそらく監督も同じことを模索していたのではないだろうか?はまり役だ。
「地声の低さ」だったり、ボソボソ喋る『ちびまる子ちゃん』で言う「野口さんタイプ」、今までが正統派(少女漫画のヒロイン・優等生役)の役柄ばかりだったから、ようやく持ち前の特徴を活かせる作品で自分を演じられた印象。
○
地名は分からないけど、千葉の山々に囲まれた田舎の高校に通っているのに、放課後に下校立ち寄りするのが「ららぽーと」だから背景の違和感がすごい。電車で県内に移動するにしてもJRの電車賃は高いと思うので、現実的には気になりました。
田舎の町の放課後となるなら・・個人的にはジャスコとかにしてほしい。
週末のデートでイクスピアリを選ぶのは初々しくて好き。中高生の初デートって感じがして好き。どうせならディズニーランドも行ってほしいけど・・それは映像権的に無理か。
今作をTOHOシネコンで鑑賞。劇中でイクスピアリの映画館が登場。シネマイクスピアリはオリエンタルランド所有。
例えれば、テレビで日テレの番組を見ている最中にフジテレビの番組が映っているような感じ!?
○
正直な話。全く持って期待していなかったので、劇後は「いい意味で予想外で」凄く気分が良かった。
物語の原作は知らないが、出演するキャストからある程度予想が出来たし、間宮君は、ちょっと大きめな声で、滑舌よくはっきりものを言う演技で、目力を大事にするタイプの男優。桜井さんは、あの上唇が少し尖らせた(前に出た)演じ方で、相手役が間宮君だと身長差があるので上目遣いになるだろう・・などと想像がした。演者自体は予想通りだったけれど、結果的にそれがとても良い方向にハマっていた。
____
では上記のメモを広げつつ、この作品の良いところも悪いところも・見所も御紹介いたします。
冒頭から暫く、これはどんな映画なんだろう?と思って観て行く。いまいち掴みづらい。
シアターの扉前に貼られた作品チラシで今作品が「泣ける4コマ漫画の実写化」という情報を初めて得る。
えっ4コマ漫画?(失礼ながら)4コマ漫画で泣けるの?話題になった矢部太郎さんの8コマ漫画『大家さんと僕』だったら知っているけど・・。どっちにしろ4コマ漫画の特徴は究極の一話完結、各話にオチがある訳ですから、観る側にもある程度の想像力が強いられる映画なんだろうな。
【間宮祥太朗】君演じる高校3年生の男子生徒・小坂。窓際後ろの席でやる気なく不機嫌に、ほっといてくれオーラを出している一匹オオカミ。
のちに紹介されるが彼は留年生ということ。クラスの連中(特に男子生十)との間に温度差があるように感じたのはそのためか。学生の「1才」はかなり違う。
小坂はいい奴だが口が悪い。相手との対話の口癖が「死ね」や「殺すぞ」だから、個人的に観ていて気分のいいものじゃない。色々設定があるのだろうと割り切ることにした。
まぁ中学生の男子なら分かるけど、高校3年生(19才)にもなって「死ね」とか語尾に付けてるようじゃ、精神的に子供だなとは思いました。
冒頭の出逢いのきっかけのシーン。クラスに蜂が入ってきた。
クラスの男子の声が聞こえる。悲鳴をあげる女子にイイところを見せようと教科書でバンと殺生。留年君は気にもせず目線もくれずに自分の世界。窓の外を何をするわけでもなくボケーと見ている。不良じゃないけど孤立しているのが分かる。
関係ないですが、東京の学生だった自分は「クラスに蜂が入ってきた」という状況が一度もないので、蜂が入って来てキャーは分かるけど、仕留められる学生がすごいと思いました。
暫くして、ドアの近くに設置されたゴミ箱を漁り「いらない紙」に蜂の死骸を乗せ退出するクラスの女生徒が一人。
ねぇねぇあいつだれ?とクラスの女子に聞くと、「シカノ?気持ち悪いんだよね」、周りから気味悪がられているキャラ情報。
匂いか空気か?興味を持った主人公・小坂は後を追いかけ、埋めに行くという鹿野に付いていき、アイスを奢ったりお墓を作ったり、一瞬にして親友となる。コサカは留年君で口癖が「殺すぞ」、シカノはリスカ女子で返答に「殺せないくせに」。
どこか似た者同士で、親友以上恋人未満の2人のやりとりや雰囲気が観ていて楽しく、特に【桜井日奈子】さんが演じる鹿野の「秒で泣く泣き虫具合」が面白い。コメディ調で「泣き芸」にはなっているが、その涙の理由を知ると、想像力が豊かで心の優しい子なんだと分かる。
2人の関係は主人とペットみたいで、主従関係などはないですが、完全に映画内で成立している空気感の良さ。
桜井日奈子の「懐き具合」が観ていて楽しい。アイス食べたい。肉まん食べたい。よし食べに行くか!
何よりカッターで手首を切るリストカットをしている自傷女子が彼を通して笑顔でいるのだから、観ていて楽しい。
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先ほど「野口さんタイプ」と例えましたが、鹿野は下を向きながらボソボソ喋り、自己主張の出来ない女の子で、主に女子からイジメを受けています。中学の同級生と再会するシーンが劇中にあるのですが、あの弄り方は完全にイジメを想像させます。
授業中に教科書の内容やユニセフの道徳の授業で急に嗚咽するほど泣き出す。話していて何気なく喋ったワードを拾い泣き出す。
実際にいたら・・ちょっと面倒臭いですけど(^◇^;)想像力が豊かで性格がいいのは間違いナッシング!
mAbの注目女優・桜井日奈子さんで気に入っているのは、ずばりシルエットです。
顔立ちは「岡山の奇跡」で出てきたように美少女ですし、ホッペのプニプニ感は国民的女優有村架純さんを連想します。
一番いいと思うのは、バスケで鍛えた体型で、そこまで痩せ型でないのがいいです。今の女優はBMI値(ボディ・マス・インデックス(肥満度指数))が基準より低く華奢すぎるので、彼女くらい細くてムッチリしている方が親しみを持てて好かれるのではないでしょうか。肩入れしているわけではありませんが、なんにせよ「この映画の桜井日奈子さん」を私は最高評価しますし、このキャラクターを引き出した監督に感謝します。私の両隣のお客が号泣したシーン・・桜井さんも演技じゃなく本気で泣いてるように視えました。
まだ高校生役など学生の役なので、こういう「駄駄を捏ねる系」の演技が彼女らしくハマりますが、今後は社会人役などになるでしょうからその時にハマれるかどうかですね。個人的には体型のシルエットが美しいので刑事ドラマなどでアクション女優になってほしいです。
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シーンが変わり登場人物がチェンジする。心情としては「違う話」が登場して来たΣ(・□・;)。
間宮祥太朗君と桜井日奈子さんが主役(メイン)の2時間映画だと思い込んでいたので、他の登場人物が長尺でメインに居座る展開は正直焦った。チラシなどで最初からストーリーを知っていたら何ら意外でもなかったのでしょうけどね。結果3組のオムニバス映画でした。
ここから他の2組がメインの話となり合計3組。恋愛描写兼青春演出の物語が3組交互に展開されて行く。
こういう複数のオムニバス調の映画の場合は、好きな番を待ってしまいませんか?。
自分の中で「優先順位」をつける。
私は桜井日奈子さんを観にきていますので、彼女の「番」の時は落ち着く気分になるのですが、途中から残りの2組のカップルにも愛着や情が湧いてきて、フルで楽しみになりました。
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3組のカップル。いずれも胸が切なくなる。いい年して柄にもなく胸キュンしました。
続いて映画に登場するのは、同じ高校に通う親友同士の女子2人です。
名前が「地味子」と「キャピ子」です。あだ名かな?と思いましたが、これが本名(役名)のよう。漫画ならではですね(^◇^;)
地味子を演じるのは、初秋公開『アイネクライネナナハトムジーク』に出演していたアミューズ所属の【垣松祐里】さん。
好感触に感じた女優さんをこうして再び紹介できるのも冥利に付きます。今回はメガネ女子の役なのですが、何度となくスターダストの北川景子さんに観える時がありました。彼女も今後の作品次第で大化けしそうです。
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キャピ子を演じるのは【堀田真由】さん。アミューズ事務所所属の若手女優さん2名が、この回を務めることになります。
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キャピ子は「超恋愛体質」で常に彼氏がいますが、すぐに別れます。フラれるのが怖いから私からフル。そうして親友の地味子の前で失恋したと涙するのです。こんなの親友だからこそですよね。私が可愛いが口癖。周りの女子からは「またあの子、何あの子?」と嫌われ、田舎の町でいろんな男を取っ替え引っ替えしてますから、とにかく敵が多いです。女子の友達は地味子だけ。
キャピ子の恋愛体質の経緯は、展開が進む中で台詞やシーンで紹介されています。
前半部分で水商売の母親が男の元に出かけて行くシーンが描かれていまして、母子家庭のアパートに1人残された小学低学年のキャピ子。その後はどうなったのか分かりませんが、高校生の現在、キャピ子は変わらずアパートに住んでいまして、一人暮らしなのかな?母親は登場しません。義務教育の中学や高校などの手続きや、児童相談所レベルですので、この点は映画で説明したかったかな。高校生の一人暮らし・・家賃はどうしているのか?やはり細かい設定を知りたい。
そんなキャピ子には「本命」の彼がいるのですが、彼はキャピ子のことを都合のいい女としか思っておらず、1人暮らしの女子高生のアパートにやってきては彼女を抱くという大学生。彼の一番になりたい。でもなれない。そのための努力はしないが、キャピ子は心底寂しいから新しい男を作る。とにかく容姿が可愛いから、男なんて単純。でも心が満たされない。
考えれば考えるだけ、儚いキャラクターです。
映画の番手的には地味子が主役でキャピ子は2番手なのですが、地味子だけあって地味なので、引き立て役に徹し、キャピ子の方が印象に残ることから思います。
相方の地味子は実家が割烹店かな。
歴史のありそうな保存地区で実家の手伝いをしています。接客は着物ですが、1場面で披露した地味子の着物姿の印象は・・地味でした。照明とか見た目とかなのかな?セーラー服から着物になるのに、何の新鮮感もないから驚き。着物とメガネも合ってない。
地味子はキャピ子の「世話役」と言った立ち位置でしょうか。恋愛感情(ガールズラブ)ではないので、彼女が付き合う男性に対しての嫉妬も持ちません。幼稚園の頃からの付き合いで、いつも二人でいた幼馴染で、今後も彼女の恋愛遍歴とその度の失恋を聞くのでしょうね。ソールメイトの大親友であり相当な腐れ縁だと視ていて思いました。
これから先の地味子を想像すると六大学に行って、テニスサークルに入って、いい男性と巡り合って、そいつの車に乗って海沿いの道をドライブしたりして、垢抜けていくんだろうな・・いや待てよ、そいつ誰だ!?(なぜback numberΣ(・□・;))
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3組目のカップルは、とにかく初々しい少年少女の恋愛模様です。
撫子ちゃんと八千代くん。
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千葉県在住の八千代くん。同県に八千代市がありますので、何か因果関係でもあるのかな(笑)
撫子は・・・私はこの映画のキャラクターの中で一番バッチグーですね。
こんな子いる?ってくらい純粋無垢な清純女子なんですけど(^◇^;)
(そう生きるようになった理由がラストシーンにあるので必見です)
演じる女優さんは【箭内夢菜】さんというモデルを中心に活躍されている方ですが、映画を観ていて「背が大きいな」と。
プロフィールを拝見すると166cm。なるほど男性アイドルとは中々絡めない身長だ。
撫子は学年の男子・八千代に「好き」と告白し、その後、会うたびに「好き」を伝え続けます。
告白というよりは宣言ですね。休み時間に彼のクラスに行き公開告白。みな知っていますが、他のクラスメイトのエキストラの視線は映していません。ヒューヒューとか冷やかしくらいの声は欲しいかな。
八千代はその度にあしらいますが悪い気はしていません。恒例になっていく撫子とのやりとりが気に入っています。
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この写真で見ると、撫子は学校カーストの上位にいそうなルックスに見えますが、映画内ではごく普通の女生徒です。
八千代も整った童顔の顔立ちですが、他の女生徒のキャーの描写もないですし、囲碁部ですし、特に目立つ生徒ではないようです。
いつも会うと君がニコニコしながら僕に「好き」と言うんだ。。。。
男としては告白が続けば「交際する・しない」の返事が必要だと思うので、
ある時の「好きです」後、八千代は改まって「僕は君と付き合えないよ。」と伝えます。
そうしたら「付き合う?私は八千代さんに好きと伝えているだけですよ。」と返って来ます。
八千代はキョトン・・千代に八千代に♪( ´θ`)・・これは男はやられますね。
八千代の意識は以前からではなく、この場面から変わったように私には観えました。
自分に好意をくれる女の子。君は僕に好きって言うこと(やりとり)が好きなんじゃないか?そうかも知れませんわ。
でも恋愛の本質ってそうですよね。好きになって以降はその時間が無性に恋しくなりますし、相手を好きになった自分のことを誇らしくなると思います。
撫子は、両親は登場しませんが農家の娘さんで、見た目は元気で健康的な女子高生という印象ですが、とにかく言葉遣いが丁寧。
どこぞのお嬢様??と思うほど「いいとこの女子」。性格も擦れていませんし、とにかくリアクションがウブ。
裏表を探してしまいましたが、心の声にも裏がないから・・この子はこういう子。
中盤に突然差し込む、撫子の「八千代への好き集」のスライド動画には、ニヤけてしまいました。。。。学生時代に戻りたい!!
(何か嫌なことあったのかΣ(・□・;))
対する八千代は、2組目に紹介した、あの地味子の弟。
だからと言って、姉弟の共演(接点)を必要最低限に納めているのが、この映画のこだわりに感じます。
八千代は毎日のように「好き」をくれる撫子のことが気になっていて、それが日課になっていて彼も依存状態なんですけど( ´ ▽ ` )
ちょっとシスコンで、過去に年上の女性に思いを寄せた失恋経験があったり、なかなか(姫を守れる)男になれませんでしたが、ある日、撫子に映画に誘われOKします。OKをもらえると思っていなかった撫子の反応が可愛い。
撫子のことですから、彼の好み(アニメ)をリサーチして、映画のチケットをお小遣いで購入して駄目元で聞いてみたと想像します。ちなみに今しがた「お小遣い」と書きまして、これは私の「書き方」なんですけど、書き方一つで撫子の印象は良くなると思います。(どうしても撫子の心の清らかさを伝えたいんだなmAb!)
初デート当日。何故かこのシーンだけロケ地を大紹介していました。
記事の途中のメモ書きの中にも書きましたが、舞浜駅に隣接する施設イクスピアリ内の映画館です。
正式名称はシネマイクスピアリ。Experience(体験)とperi(妖精の名前)を掛け合わせた意味を持つ総合施設。ショッピングはもちろん、何と言ってもディズニーランド&シー。歩くだけでも夢の国行った気分になれますね。
この2人の映画鑑賞シーンは正面玄関の廊下とシアターのみでした。次のシーンでは、彼女を家まで送り届ける帰宅道で、いつもの田舎道に切り替わりますので、まさに田舎(山や田んぼ)から夢の国(⇄逆)に行くという風景差が見れました。
2人の行き先がどうなるのかは・・・観てのお楽しみです。
八千代を演じた方はモデル出身の【ゆうたろう】さんと言う男優さん。撫子が劇中で言うように背は小さいけど、あどけなさの残るイケメンくん。演技は今回のようなスンとしている役が合うと思います。喜怒哀楽をハッキリ表情で表せそうな演者のタイプかな。
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それにしてもこの芸名・・・私の世代で「ゆうたろう」と言えば、石原裕次郎さんのモノマネをする芸人さんのお名前ですから、どうしてもサングラスとワイングラスを想像します。エンドロールでお名前を知った時に「えっ?この映画にゆうたろうさんが出演してたっけ!?」と本気で思いました(^◇^;)
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本人も事務所やご家族に芸名をこれで行くと決めた時は、少し揉めたりしなかったのかなぁ?いやいや同じ芸名の方が既にいるから、と。逆にインパクトがあると思ってゴーサインしたのだろうけど。でもまぁ・・今作はいい存在感があったので、新旧交代でしょうね。
この映画に関しては以上です。
___
メモ書きでも書きましたが、自分が鑑賞した回で、両隣の観客が号泣していました。
私はもう長いこと、それこそ1500回以上劇場鑑賞(年数✖️年間100本)していますけど、その中でもベスト10に入るくらいの号泣具合でした。
この回の観客は3割程度。失礼ながら、あまり混んでいる状況で映画を観るのが苦手なので、空いている作品を選びました。公開第1週目の鑑賞でこの客入りなのですから、終了は早いだろうし、だからこそ微弱と知りつつも自分の記事で紹介しようと思ったのです。
自分は映写機の下を指定席とするので、今回も一番後ろの中央の席。
左隣に1席空いて、中年の女性2人組。右は2席置いて、中年の男性がソロで鑑賞。
画像で説明しますと、こうした位置です。
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後半に間宮君と桜井さんの最大の見せ場があります。
お涙頂戴シーンではなく、それまでの2人を観てきた方には大感動シーン。
その前からハンカチを手放せずに涙を拭っていた女性客が、このシーンでウッウッと嗚咽し始めました。
すると・・右の男性客もウ〜ッと唸って鼻水をすする。
両隣の号泣に、私もええいあ君から「もらい泣き」をしそうになりました。
場内が明るくなった時、両隣ほど泣かれている方はいなかったので、当たり前ですけど「人によるんだ」と。
でもそんな迷惑じゃなかったんですよね。
それに泣くか泣かないかではなく純粋にこういう方達と話をしたいなとも思いましたし、おそらく細かいことなど気にせず・・私ならキャピ子の一人暮らしの背景など指摘しましたが、そういうのじゃなくて純粋に映画を楽しんでいた方々が偶然にも自分の両隣にいたことを感謝しました。
今作品の予告編と
公式サイトのリンクを貼らせていただきます。
タイトルが言い辛いので、私は未だにフルで覚えていません。
そこまで捻っていないけど、もっと分かりやすいタイトルでも良かったんじゃないかな・・そんな事を思っていたら、長いタイトルは略語で呼ばれるサダメ。早速コロカノと呼ばれているみたい。。。タイトルあったもんじゃないな。。って記事のタイトルにしただろΣ(・□・;)
お近くの映画館で上映されていたなら、かなりお勧めしたい日本映画で、
お遠くの映画館で公開されていたとしても、遠出して観る価値があると思います。
3組のカップル、それぞれに「いい笑顔」があることが、本当に良かったなぁと思うし、すがすがしい気分になれました。
最後になります。
私の普段の口癖、常套句みたいな言葉がありまして、、それが「未来の事を考えよう」です。
未来の事を考えよう、楽しい事を考えよう、未来の話をしよう、これらの言葉をよく人にかけることがあります。
まぁそれだけ突き詰めたり追い込まれたりする人が周りにいる環境で働いているのですが、ジョン・レノンのイマジンがとにかく好きなので、そこからインスパイアされ口癖になりました。
この映画の間宮祥太郎君演じるコサカナが同じセリフを言っていて、、まぁ詩的なセリフとしては王道的なので自分のものでも何でもないのですけどね。(小坂という名字はコサカナと呼びたくなっちゃう)
その言葉をかけて、桜井日奈子さん演じる鹿野が元気になっていたし、、客観的に良い言葉を言ってたんだな自分(笑)と自己満足しました。おしまい。
脚本 13点
演技 15点
構成 14点
展開 14点
完成度14点
[70]点
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【mAb】